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剣客商売シリーズ

読みっぱなしだったので感想その2

「剣客商売」シリーズ

フジでドラマもやってましたが、藤田まことさんも亡くなり、小兵衛の家のセットも撤去されて寂しい限りですね。
鬼平や仕掛け人を生み出した池波正太郎の代表作のひとつです。
鐘ヶ淵の御宅に隠居する小柄な老人で無外流の剣客・秋山小兵衛、40も年の離れた妻おはる、父に似ず大柄で堅物な小兵衛の息子・大治郎、田沼意次の妾腹の子で男装の女剣客・三冬。
他魅力的な登場人物たちが、江戸を舞台に巻き起こる様々な事件を、剣と人情で解決していく。

文章が美しく、読みやすくて楽しかったです。エンターテイメントしてます。
先に上げた主要人物のキャラ設定なんて、そこいらの漫画より興味をそそる絶妙さです。
年の差若女房に男装の麗人にとがっつりポイントを抑えていらっしゃる。
小兵衛は剣の達人で、老いてなおお盛んで若い女房捕まえ、金払いがよく、人望もあり顔も広い。老中田沼意次ともコネがある。
少年漫画の最強主人公のおっさんバージョンのような人なので、物語もそれに似た安心感や爽快感があります。
良い意味でおっさん向けラノベという印象です。
大治郎さんの若さ故の固さもとても好感の持てるキャラでした。シリーズ後半は出番が少なくなったのがちょっと残念です。
なんだかんだで、完成された小兵衛に対して伸びしろのある大治郎が動くことが物語をみずみずしくしてくれているように思えました。
あと年の差若女房のおはるさんがかわいいです。農家の娘で素朴で料理上手。やきもち焼きだけど明るい。かわいいです。(2回目)

あと池波正太郎作品はだいたいそうらしいのですが、食べ物の描写がとても美味しそうでした。
ねぎオンリーの味噌汁が、お煮しめが、あんなに美味しそうに見えるとは……和食を作りたくなることうけ合いです。

剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)剣客商売 (新潮文庫―剣客商売)
(2002/09)
池波 正太郎

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2011_11_22 / comment(0) / trackback(0) / 感想

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